「本の収納場所に困っているので造り付けの本棚を作って欲しい。その際、シックハウスと思われる症状があるので材料の選定に注意したい。」という内容で奥様からお電話をいただきました。ご主人がインターネットで情報収集されて、私どものホームページを見つけて下さったのがきっかけだったそうです。
なお、奥様が敏感な体質(階段下収納で気分が悪くなる)、3人のお子様もアトピー・喘息などの症状をお持ちでした。
不便なうえに健康被害にまで悩まされている状況だった訳です。そこで、当初の目的である本棚の製作に加え、本棚を設置する和室全体と、階段下収納の改装を併せてご提案させていただくことにしました。収納は何の問題も無く使えないと意味がありませんし、寛げるはずのリビングで畳の防虫剤やビニールクロスの有害化学物質にご家族の健康が阻害されるかもしれない、なんてやっぱりおかしいです。予算や目的に応じて出来るだけの配慮をしましょう、とF様とも意見が一致。自然素材を優先して使い、安心して過ごしていただけるスペースの確保に全力を尽くすことになりました。
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和室の床の間は、たくさんの本で溢れかえっていましたので、地元・大分県産の杉を使ったスライド式本棚を製作しました。 杉本来の色や香りを活かしたかったので、天日乾燥にこだわり、設置後の狂いが大きくならないよう、含水率も低めに抑えました。無垢板はあえて節ありを選択し、塗装もしていません。キズや汚れの一つ一つがご家族の歴史になってくれるでしょう。 |
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床の間の本棚製作にあわせて、畳の防虫剤からの影響を懸念し、洋室風の内装にリフォームすることをご提案しました。 壁は、既存のビニールクロスの上に、抜群の調湿効果が期待できる珪藻土塗り壁「はいから小町」を施工し、床は薬剤処理を一切行わない上、接着剤もゼロホルムにこだわったナラ材の無垢板「ごろ寝フローリング」を施工しました。ふすま紙には、同じく薬品処理を一切おこなわない織物壁紙「すっぴんクロス」を、でんぷん糊で貼り付けました。 |
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| 階段下収納は、奥様から「扉を開けるたびに気分が悪くなる」と言われておりました。ベニヤ板をゼロホルム合板に張り替え、天井・壁には和室と同じ珪藻土塗り壁「はいから小町」を施工することで、化学物質の発生原因と思われる要素(接着剤など)を取り除きました。 | ||
本日は、本棚の仕上げをしていただきありがとうございました。
お陰様で、居心地のいい居間になりました。本がまとまって収納スペースが増えたせいか、家全体も広くなったような印象です。すがすがしい木の香りの部屋になりました。また、階段下の収納のいやなにおいもしなくなりました。秋月様にお願いして本当に良かったと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
(メールより)
【アルファ・スタイルより】
お客様のお役に立てた。それが私たちにとって一番の喜びです。今回の工事はF様のご要望にキチンとお応えすることが出来ました。それにはF様のご理解とご協力が大きくモノを言ったと思います。本物の素材や自然素材にこだわると、素材の特性に理解が必要だったり、施工に手間暇がかかったりしますし、工事金額も上がってしまいます。それでもご家族の健康 には替えられない。何が大事で、何にこだわりを持つべきか……。それについて確かな目をお持ちのF様のようなお客様と出会えたことに、感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。